スーパーカブ110プロ(JA10)全波整流化
スーパーカブ110プロを、全波整流化しました。
ヘッドライトをLED化した際に、配線を加工してヘッドライト系統の直流化をしたのですが、せっかく発電した電力を全部使わないのは勿体ない???ので、ステーターコイル、ジョルノクレアのレギュレーターを取り寄せて、全波整流化してみました。
必要な作業は
車体ステーターコイルの改造
↑ 白色の線がある側の赤丸内のエナメル線を半田吸い取り器で取り外す
緑色の線を半田吸い取り器で取り外し、先に取り外したエナメル線と結線する
自分は、1.25sqの線で緑線を延長してエナメル線を半田付けで結線し、熱収縮チューブで絶縁補強しました。
全波整流化で使用する、ジョルノクレアの純正レギュレーター
AMAZONなら安いレギュレーターもありますが、耐久性と信頼性を重視して純正流用です。もっとも、流用している時点で、耐久性などは未知数なのですが・・・、実際に流用している事例がそれなりにあるようなので。
バッテリーのマイナスターミナル線を外し、車体のレギュレーター端子をバラして、事前に加工した配線と結線します。
純正コネクターから分離した赤色と赤黄色の線はDC+の端子に接続。
純正コネクターから分離した緑色の線はDC-の端子に接続。
純正コネクターから分離した白色の線はAC入力(左右のどちらか)に接続し、もう片方には、改造したステーターコイルから出ている緑色の線を延長して入力します。
自分は、元々ステーターコイルに繋がっていた2Pのコネクター(車体ハーネス側)の緑色の線を2Pコネクターから分離して保護テープを巻いて絶縁。空いた2Pコネクター部分に、もう片方のAC入力用の配線を接続しました。こうすれば、ステーターコイル側のコネクタをそのまま接続することができます。
黄色の線は、キーONでプラス(+)がくる線に接続。
オイルを抜いて、ステップ、チェンジペダル、ジェネレーターカバー、コネクター(2Pと防水ギボシ端子2本)を取り外す。
取り外した、純正のステーターコイル。今後の予備として持っておきます。
ジェネレーターカバーのガスケットを新品に交換し、カバーから出ているゴムパッキンの部分に液体ガスケットを塗って、元通りに組み付け。
ジェネレータカバーのガスケットが結構張り付いてしまっていて、綺麗にするのに手間がかかりましたが、ここの処理を手抜きすると、せっかく新しいガスケットを使用して組み付けても、後にオイルが漏れてくる可能性があるので、丁寧に作業しました。
今の時期、外での作業は熱中症の危険があったので、太陽が昇りきる前の5時~8時で作業を終えるために、新レギュレーター側の配線加工と、ステーターコイルは事前に取り寄せて、改造に必要な配線は部屋で加工しておきました。エアコン付きのガレージならそんな心配しなくてもいいのですが、自分の住宅事情が。。。(笑)
作業の最後にオイルを入れて(ドレンボルト装着と、オイルの入れ忘れに注意w)
エンジン始動!!!
写真がダメダメですが、アイドリング13.8vであった電圧が14.1~14.2で制御されています。
※バッテリーが充電されて元気になったのか、14.1v~14.4vで安定しています。
ナビ、LEDフォグ、グリップヒーター全開でも、12.4vを割らなくなったので、寒い時期でも安心ですね。
残すはウインカーのLED化。
スーパーカブにシーケンシャルLEDウインカー入れてみようかな(笑)
あっ、上に書いた際に作業内容については間違いがあるかもなので、事前の情報収集と内容の確認、車体の配線図などの用意をしましょう。
全て自己責任です。